クルマのトラブルで一番多いのは「バッテリーの過放電」、いわゆる「バッテリーあがり」です。

クルマのエンジンルーム点検

JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)のウェブサイトによると、平成25年度(2013年4月~2014年3月)の救援依頼内容で「バッテリーあがり」が第1位でした。しかも、年間を通した月別データでも「バッテリーあがり」が他のトラブルを大きく引き離してダントツの第1位を獲得しています。

特に、11月~3月にかけての冬の期間は「バッテリーあがり」のトラブルがさらに増えています。クルマのエアコンは電気系統のなかでもバッテリーを多く消費する機能の一つです。エアコンで暖房をガンガン入れてのバッテリーあがりが原因かなと思いますが、寒い季節の「バッテリーあがり」のトラブルは厳しいですね。8月も「バッテリーあがり」のトラブル件数が増えていて、こちらはエアコンで冷房をかけてバッテリーを多く消費してしまったというパターンだと思います。

ノートパソコンやスマートフォンなどのモバイルデバイスのようなバッテリーが進化していっても、クルマの「バッテリーあがり」は今もダントツの1位って、意外な事実だと思います。

実は、管理人「NORIBO」も2度ほど「バッテリーあがり」の憂き目にあっています。
1度目は、20年程前、当時乗っていたクルマは「トヨタ セリカ」、場所は会社の駐車場で。そのときは会社の同僚がたまたまブースターケーブルを持っていたので事なきを得ました。原因はエアコンでの冷房だと思います。バッテリー性能が低下していてもバッテリー交換せずにエアコンを入れていたことが原因だったと思います。

2度目は、5,6年前、オデッセイでやってしまいました。冬場の長期出張中で、オデッセイは駐車場で1ヵ月くらい冬眠状態。バッテリーの放電が思いきり進んでしまったようです。出張から戻って、オデッセイのエンジンをかけてもウンともスンとも言わず・・・、ディーラーの営業担当に電話でお願いして来てもらい、何とか「バッテリーあがり」から復活できました。

今思うと、いずれのケースもバッテリーの性能が低下しても使い続けていたことが原因です(-_-;)

では、バッテリー上がりの憂き目にあわないようにするためには・・・ズバリ定期的に点検することです(私がズバリ言うのも変ですが)。

バッテリーのなかには、バッテリー液量チェックが不要なメンテフリーのバッテリーもありますが、メンテフリーのバッテリーでも定期的な点検は必要です。管理人「NORIBO」も、2度の「バッテリーあがり」の憂き目にあってからは定期的なバッテリーチェックを欠かさないようにしています。具体的には、我が家のオデッセイは半年に1回のオイル交換や定期点検のときに合わせてバッテリーチェックもしてもらっています。

ガソリンスタンドによっては、店員さんにお願いするとバッテリーのチェックをしてくれるところもあるので、一度、相談してみても良いと思います。

また、いざというときのために「ジャンプスターター」を準備しておけば、急なトラブルに遭遇しても安心ですね。この「ジャンプスターター」、クルマのバッテリーあがったときでもエンジンを始動させることができる、バッテリーレスキューです。サイズが 16.5 x 40 x 7.9 cmで、重さが 1.1kgなので、軽量・コンパクト、しかも、ノートパソコンやスマートフォンなどの充電もできるスグレモノです。

ドライブやレジャーを楽しく過ごすためにも「転ばぬ先の杖」として準備しておけば、いざというときでも安心ですね。

バッテリーはクルマを動かすために必要な装備の一つであり、消耗品でもあります。定期的な点検と交換を忘れずに実施するようにしましょう。