愛車の快適な乗り心地を保つためには、タイヤの空気圧チェックが欠かせませんよね。タイヤの空気は、放っておいても自然に抜けていくので、定期的にチェックする必要があります。1か月に1度はチェックすることが理想ですが、少なくとも3か月に1度くらいはチェックするようにしましょう!

夏タイヤとスタッドレスタイヤ

では、タイヤの空気圧が適正でないと、どういった問題が出てくるのでしょう。

タイヤの空気圧が低すぎると次のような問題が出てきます。
・燃費が悪くなる。
・タイヤの摩耗が早まります。片べりなどの編摩耗を起こす可能性も。
・ハンドル操作がやりづらくなる。操縦安定性が低下する。

反対にタイヤの空気圧が高すぎると・・・
・センター摩耗など編摩耗しやすくなる。
・はねるような乗り心地になる。

また、偏平率の低いタイヤは、タイヤのサイド部分のたわみが小さいので、空気圧が下がっても気付きにくくなるので、より一層、定期的なチェックが必要になってきます。偏平率の低いタイヤは特に値段も高いですし、片べりなどの編摩耗でタイヤの寿命を縮めてはもったいないですね。

ところで、スタッドレスタイヤの空気圧は、どのくらいに設定しておけばよいのでしょう。実は、スタッドレスタイヤでも、基本的には夏タイヤと同じ空気圧で問題はありません。

ただ、冬のあいだ、ほとんどが氷雪路面となるような場合は、夏タイヤよりは若干低めの空気圧にしておけば、タイヤの接地面積が増えて、アイスバーンや雪道での性能を上げることができます。指定空気圧よりも10~20kPa(0.1~0.2kgf/cm2)くらいが目安かなと思います。

タイヤの空気圧をチェックする際に重要なことが。
それは、タイヤの空気圧チェックはタイヤが冷えている状態で行うことです。クルマを走らせていると、タイヤは路面との摩擦により、タイヤ内部の空気も温められ空気圧の上昇してしまうからです。

今年2015年から、Hondaが再参戦するF1でも、スタート前に「フォーメーションラップ」といわれる走行で各車が蛇行走行や急加減速しながら走行していますが、あれはタイヤを温めてグリップ力を高めようとしているからです。

なので、タイヤの空気圧をチェックする場所は、自宅駐車場か、近くのガソリンスタンドや販売店が理想だと思います。

ところで、我が家のオデッセイは、3代目「RB2」Type L の4WDです。標準タイヤのサイズと空気圧の適正値は次のようになります。

・タイヤサイズ
  215/60R16 95H
・タイヤ空気圧 kPa(kgf/cm2)
  前輪:220 (2.2)
  後輪:210 (2.1)

管理人NORIBOはタイヤの空気圧は、販売店やガソリンスタンドで定期的にチェックしてもらっていますが、あえて10%くらい大目に空気を入れてもらっています。

そのほうが、燃費も良くなり、タイヤを長持ちしますし、さきほどの摩擦熱での空気圧上昇もありますしね。

定期的なタイヤの空気圧チェックはとても大切な点検です。タイヤの空気圧をしばらくチェックしていないユーザーさんは、早めの空気圧チェックをおススメします。

タイヤとホイールの基礎知識 【カーセンサーnet】